玉水屋精神|玉水屋電子資料館

玉磨かざれば光なし

『玉水屋精神』-水口屋*代目 小川伝兵衛 筆-〔1953年(昭和28年)〕

玉水屋精神

 1697年(元禄10年)、京都出身で呉服を商う水口屋小川伝兵衛が、名古屋で店を開きました。この初代小川伝兵衛の苦労は絶えなかったものの、業績は徐々に伸び続け、やがて1795年(寛政7年)には、水口屋は尾張藩最初の御用達商人となるまでに成長しました。

 この豪商とまで言われるようになった水口屋こそ玉水屋の本家であり、この「玉水屋精神」の筆を執っていただいたのは、ほかならぬこの水口屋*代目、小川伝兵衛氏その人であります。その文面からは、文化的な視生活に貢献しようとする、玉水屋の企業精神がうかがえます。

(水口屋当主は代々「水口屋小川伝兵衛」を襲名しています。)

【玉水屋精神】

視力保全・能率増強・明粧快適・明鏡止水・眼鏡藝術・文化精進・迅速誠実・自己反省・四恩感謝・師親客品

 玉 磨かざれば 光なし


玉水屋店員手帳に記載された玉水屋精神-〔1939年(昭和14年)〕

玉水屋店員手帳

 左の手帳は、戦前まで使用されていた玉水屋の店員手帳です。玉水屋の沿革から玉水屋精神、店員の就業規程から生活態度に至るまで、事細かく記されています。ここでは、この手帳の中に記されている玉水屋精神のみを抜粋してご紹介します。


玉水屋精神
一、玉水屋に於ける日常の勤務は各自がお互に自己の一生涯の基礎を築くことである。
二、玉磨かざれば光なし。日々の業務に努め励むことは自己のためであり、社会のためであり、やがて国家への奉公である。
三、五恩(天、師、親、客、品)に感謝し、今日の無事なるを悦び、明日の精神努力を誓ふ。
四、客に対して親切、丁寧事に処して迅速正確は信用の基である。
五、快活にして明朗たれ、怒りと不平は身を滅す敵と知れ。

玉水屋店員手帳


tamamizuya

「四恩感謝」と「五恩感謝」…微妙な違いがあります。